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2020年1月20日月曜日

64. ヌーソロジーにおける電磁場に関する解釈

以前、旧ヌース・アカデメイアのヌース理論会議室【4171】【4180】に電磁場に関する半田広宣氏の記述がありましたので、引用してみましょう

●マクスウェル方程式とケプラーの星形八面体

現在、ブラトン立体と意識構造の関係を整理しているところです。
まずは手始めに電磁場構造とケプラーの星型八面体の対応関係を見ています。
星型八面体(マカバ)が光の身体である、という内容は精神世界ではよく言われている内容ですが、ヌースでも全く同じ考え方をしています。ただ、ヌースの場合、このときの星型八面体とは4次元のカタチとして解釈します。単純な置換ですが、とりあえず、マクスウェル方程式と星型八面体の関係を下図のように配置してみました。

まずは、星形八面体を構成する二つのパーツである双対の正四面体TT*を用意します。

1、正四面体Tの中心点Oから四つの頂点に向かう4本の線分uxyzを(1.3)次元の基底ベクトルと見なし、ファラデーマクスウェルの式に対応させます。

 … (64-1)
rot Eが電場Eの回転によって出てくるxyz方向の磁場の空間成分でB/tが磁場の微小時間の変動に当たります。ヌースでは磁場は内面の3次元性の認識の力です(ψ4)。これを相殺するように時間が発生します。それによって、3次元の空間方向に生まれた磁場と時間方向に生まれた磁場の相殺が成立します。いわゆる中和です。この式には空間と時間は方向が逆だという時空の関係性が伺えます。

2、同様に正四面体T*側でアンペール-マクスウェルの式の方を対応させてみます。
 … (64-2)
ヌースでは電場は外面の3次元空間の方向を意味します(ψ3)。このとき時間の流れは内面とは逆になり、時間の符号は負となりD/tとして方向は逆を向きます。しかし、このままでは外面性の方向も相殺されてしまいますから、精神は人間に外面の意識を方向付けるために一つの意思力としてさらなる変換性を用意してくるものと思われます。これがJの電流に当たるのではないかと考えています。OCOT情報では電流とは人間の意識の外面への変換性だと言っています。人間に外面の意識があることと電流(+から-への変換性)は同じ意味を持つということなのかもしれません。

3、ヌース的にはこうした磁場と電場のカップリング構造が赤と青を逆転させた形(他者側も必要なため)で、もう一組存在することになります。

結論から言えば、電磁場とは人間の時空認識とその時空認識に反映される無意識の主体の対称性を保持する概念の構造だということになります。この構造はそのまま4次元ルートを通じて、微小領域に射影され、電磁場が生まれているということになります。その意味で言えば、電磁場とは時空の中に蠢く何らかの力の基質というよりも、時空概念とそれを認識している主体との関係を表す観念のカタチそのものということになるでしょう。僕らは電磁場によって空間を認識しているわけです。尚、自他という対化の存在により、電磁場は大きく二つに大別させられることになります。それは外面の電磁場と内面の電磁場と呼ばれるものです。

外面の電磁場は、可視光よりも振動数が高い電磁場の全体性で進化の方向を持ちます。
内面の電磁場は、可視光よりも振動数が低い電磁場の全体性で進化を持ちません。

後者には中和性のものと内心性(他我世界側への意識の反転)のものがあります。内心性のものとは、人間の尺度認識が作り出した電磁場です。人間の意識が反映させられて生み出されたもの。中和性のものとは赤外線や遠赤外線などが相当するようです。

64.1 マクスウェル方程式とケプラーの星形八面体
http://www.noos.ne.jp/forum3/c-board.cgi?cmd=one;no=4171;id=noosより)

●電磁場テンソルと星型八面体

今度は電磁場テンソル

 … (64-3)
を星形八面体に当てはめてみます。双対正四面体における中心Oから頂点を結ぶ8本の線分の方向を、4本一組でそれぞれ双対時空の基底と見ると、電磁場テンソルFμνとの対応は下図のようになると思われます。この対応によってすぐに分かるのは4次元の正負の方向性によって電場と磁場が規定されているということです。一つの図で描くと煩雑になるので、その電場側を図1、磁場側を図2というように分けて描きました。自他では+-の符号が逆になると見て下さい。

電場は4次元の計量が正となる方向、つまり4次元目の空間の方向の発生に関係しています。磁場は4次元の計量が負となる方向、つまり、時間の発生に関係しています。前者がヌースでいうところの等化側(ψ3~ψ*3)で、後者が中和側(ψ4~ψ*4)です。

さて、この構造解釈ですがヌースでは次のように考えています。
等化側、すなわち電場側では+の計量としての4次元が見えているので、x-y-zの各方向を無限遠方で同一視することができるのではないかということです。この同一視はマイナスの電場である
 … (64-4)
方向が指し示している三つの頂点と-0点とを結ぶ三本の√1エッジに表されているのではないかと思います。

一方、中和側は4次元方向のみが-側へと入っているために、x-y-zの各方向はあからさまには無限遠方を一点で同一視することができません。ここで「あからさまにできない」と言ったのは、潜在的には同一視されているのだろうといったような意味です。この潜在的な同一視が正四面体を作る3本の√2エッジに表されているような気がします。

つまり、4次元方向の-(時間/磁場のもと)と+(空間/電場のもと)はイデア的に言えば、√2:1の比率を持っているのではないか、ということです。

 ここで、(-0,0)を結んでいる√3エッジ軸周りの右ねじ回転を考えると、マイナスとプラスの電場
がそれぞれ、-0極側の軸と0極側の軸に束ねられて等化されている様子が分かります。このときのそれぞれの軸方向が電子のuスピンとdスピンに当たり、スピン自体は√3/2の比率として、内部空間を意味する「内側の正六面体」の頂点に入り込んでいる状況が伺えます。図では示していませんが、内部空間はこのケプラー八面体の交差によって生まれる正8面体にさらに内接する球体として表すことができます。ここでいう「内側の正六面体」とは、その球体に内接する正六面体のことです。

一方、磁場側の
も同じく(-0,0)極とは逆方向に入り込んだ4次元軸によって統合され、こちらは双対時空として働いています。ヌースでは磁場側は電場側の反映と考えるので、等化側から見れば、こちらも内部空間に入り込んで見えます。おそらく、それがニュートリノν↑のスピンです。外面から見ると時空はニュートリノに見えるということですね。

こうして自他における肉体前方(x,y,z方向を統括している正の4次元を持つ)と肉体後方(x.y.z方向を統括する負の4次元を持つ)の双対が4次元空間を通して時空上の内部空間に射影されたものが、それぞれe-↑、e-↓、ν↑、ν↑に対応していることが分かってきます。

これに、さらに双対の電磁場テンソル
を考え合わせればψ78、ψ*78までの構造を導きだせるでしょう。僕らの世界は素粒子の中なのです。

64.2 電磁場テンソルとケプラーの星型八面体
http://ouroboros.so-netsns.jp/pc/community/topic/160/?comment_count=4より)





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