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2020年4月28日火曜日

78. 左巻き粒子と右巻き粒子

 ……(78-1)
とすれば、スピン1/2の粒子の運動を表すディラック方程式は、 
 ……(78-2)
と書けます。ここで、ディラックのγ行列は、
 ……(78-3)
を満たす4×4行列であればいいのでした。その中で、

速度が遅い「非相対論的粒子」は「ディラック表示」(または「ディラック・パウリ表示」)

速度が光速に近い「相対論的粒子」については「ワイル表示

を用いるのが有効です。実際、

とします。
ただし、エネルギー用:
カイラリティ判定用:
とし、パウリ行列を、
とする。


なお、低速粒子と高速粒子は、


によって、
と互いに変換し合えます。高速粒子におけるは「カイラル演算子」とも呼ばれます。

2×2小行列を用いた演算子を
とすれば、
ディラック方程式は、2×2の小行列と2成分列ベクトルを用いて、

(青の対角線1次元時間と質量 赤の対角線…3次元空間)


 
(青の対角線…質量 赤の対角線…1次元時間と3次元空間)
と書けます。

したがって、2×2の小行列と2成分列ベクトルの関係として、展開すれば、
となります、

まだ、私の一つのアイデア段階でしかありませんが、これらの式のヌーソロジー的解釈を以下のように見てはどうでしょうか。
低速粒子…自己とモノとの関係 ⇔ ψ3~ψ4:自己の外面・内面   
ボゾン
高速粒子…自己と他者の関係  ⇔ ψ5~ψ6:自己-他者関係(単数)
フェルミオン

78.1 高速粒子と低速粒子のヌーソロジー的解釈
  


ここで、エネルギー・質量・運動量の関係を比にして眺めてみます。

これは、ちょっと面白いことに、以下のような射影的な関係を示しています。

78.2 (1cosθ)、(1cosθ)とsinθの射影的関係

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