それでは、このヌーソロジー(NOOSOLOGY )=「ヌース学」、およびその前身である旧「ヌース理論」が冠する「ヌース」(NOOS)とはそもそも何なのでしょうか?
ヌースの呼称のそもそもの由来は、前述した半田広宣氏と謎の意識体であるオコツトとの交信記録である「シリウス・ファイル」で用いられているシリウス言語に、「ノウス」という言葉があって、それに対する「ノス」という言葉とともによく登場する言葉です。
シリウス・ファイルの交信記録19910530として、こんなやり取りの記述があります。
「ノスとは。」「人間の意識に方向をもたらすもの。ノスとは見えないものに動かされている力。カタチが上次元に返らないもの。対化によってカタチを変えるもの。ノスとは付帯質を持つもの。ノスとは抽出を操作するもの。」
「僕が次元の構成を組み立てている力もノスの働きですか。」「もちろんそうですノスがあなたがたを意識に関与させています。」
「悪い働きというわけではないのですね。」「そういうものではありません。」
「しかし、エゴを作り出しているのもノスなのでしょう。」「もちろん、そうです。ノスは人間自身によって生み出され人間自身によって操作することができます。」
「ノスが生まれていない人間もいるのですか。」「人間はノスがなければ生きていけません。ノスとは内面性を司る一つの力と考えて下さい。ノスを等化することにより生み出されるのがオリオンです。ノスはノスが等化することによりオリオンがノスを操作することができます。」
「オリオンの反対のような存在ですか。」「ある意味で近いかもしれません。」
「スマルとノスはどうちがうのですか。」「ノスの反映がスマルです。ノスはスマルも持つことができるしオリオンを持つこともできます。」
「中性的な存在ということですか。」「ある意味ではそうです。」
「ノウスとは。」「人間自身が持っている力。」
「ヒトや真実の人間は持っていないのですか。」「持っています。しかし、人間が持っているものとは全く違います。ノウスはガン細胞のようなものという言い方もできます。ノウスが生み出されることにより多くのものが失われることもあります。」
「ノウスとはノスの対化と考えてよいのですか。」「オリオンにおいてはそのようにいうことができます。ノウスとノスは逆方向。」
「あまりよい働きではないのですか。」「ノウスが生み出されることにより多くのものが失われ、力が失われるという意味ではあまりよい働きとは言えないでしょう。」
「人間にとってノウスとはすべてと考えてよいのですか。」「ある意味ですべてに存在します。」
こうした実際のやり取りを目の当たりにすると、半田広宣氏と謎の意識体であるオコツトのやり取りがいかに大変なものであったか、少し察しがついたのではないでしょうか。
こうしたやり取りに登場するノスとノウスというペアの言葉におけるノウスがそもそもの語源というわけです。このやり取りを読んでいると、何だかノウスが人間にとって悪いもののように錯覚しますが、後でわかるように、このノウスとは「宇宙の創造の力」と言っていいものです。
半田広宣氏の話によれば、このシリウス言語の「ノウス」という言葉が持つ意味を大切にしながら、既に同じ響きを持った言葉が、世の中に存在していないだろうかと探索したところ、ちょうど古代ギリシア語に「ノウス」(NOUS)という言葉があって、その英語読みである「ヌース」(NOOS)を、この知の体系に冠したそうです。以降「ノウス」は「ヌース」という英語読みで発音することにします。
それでは、一体、その古代ギリシア語由来の「ヌース」とは何なのでしょうか?
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