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2014年7月3日木曜日

21. シリウスのハーベスト・プログラム

さて、読者にとってあまりに印象的だったこの「2013」という数字は著者の半田広宣氏にとってもそれだけ重要だということで、その後、現在までに刊行されている半田広宣氏のヌーソロジーに関するすべての著作に冠されています。すべて列挙すると、『2013:人類が神を見る日』(徳間書店、1997年)、『2013:シリウス革命』(たま出版、1999年)、『光の箱舟-2013:超時空への旅-』(砂子岳彦氏との共著、徳間書店、2001年)、『超知ライブラリ SCIENCE 004 2013:人類が神を見る日 アドバンストエディション』(徳間書店、2008年)として再版され、今年にはとして『2013|世界はグレンとひっくり返った 反転の創造空間《シリウス次元》への超突入! いつでも「今」どこでも「ここ」 驚異のScience & Spiritual メタモルフォーゼ情報!』(中山康直氏との共著、ヒカルランド、2014年)の5冊です。

この半田広宣氏の一連の著書のタイトルや「次元交替化のサイクル」の図以外にも、「2013」が登場する気になる箇所がありました。それが『2013:人類が神を見る日』の初版本のp.95に掲載されていた「シリウスのハーベスト・プログラム」と呼ばれるものでした。「シリウスのハーベスト・プログラム」を一部冥王星の位置関係と対応させながら、具体的に書き出すと、以下のようになります。

冥王星の位置とシリウスのハーベスト・プログラム
 (『2013:人類が神を見る日 アドバンスト・エディション』p.53, p.91より)

最後の「入神」とは、まるで宗教などで説かれる神様そのものにでもなるかのような表現ですが、これは、ヌーソロジー的に言えば、「人間」という意識次元から「変換人」という意識次元を経由して「ヒト」と呼ばれる意識次元に移行することを意味します。

この「シリウスのハーベスト・プログラム」の年表を見た感じでは、前半は10進法的差異でターニング・ポイントが来ており、後半は12進法的差異でターニング・ポイントが来ているというふうにも取れます。これらプログラムのうち、ヌース元年と呼ばれる、半田広宣氏が冥王星のOCOTとの交信を開始した年である1989年を起点に、私なりに想像を膨らませて、空間観察子・次元観察子・大系観察子・脈性観察子という4種類の観察子と絡めて、双対4進法的構図で書き直してみました。それが次頁のタイム・テーブルです。もちろん、このタイム・テーブルは、あくまで、私、Φ=WHY?が「シリウスのハーベスト・プログラム」をベースに独自解釈したものですので、あくまで一つの見方でしかありません。


Φ=WHY?解釈の「シリウスのハーベスト・プログラム」的タイム・テーブル

これで見ると、8個ずつでセットのちょうど境目に当たる年にはいろいろ日本や世界を大きく変える出来事が起きていたことが見えてきます。1989年はベルリンの崩壊に始まる共産主義世界の崩壊、1995年は日本の安全神話を揺るがした阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件、2001年はアメリカ合衆国の同時多発テロ、2008年はリーマン・ショックが起きました。別に、このタイム・テーブルは、いわゆる予言もののような、悔い改めないとよくないことが起きてトンデモないことになるといった類のものではありませんから、そうした不幸な事件を敢えて掲載していません。

このタイム・テーブルで見れば、2013年および今年2014年というのは、ブロック(Ⅳ)からブロック(Ⅴ)への移行期であり、何か本格的な意識次元の移行の兆候がいよいよ始まる時期と考えてもいいのかもしれません。

いや、逆に言えば、全体的な意識の流れ、精神の運動の反映として、こうした壮大な時間の流れが生み出されているとも言えます。だからこそ、「歴史は繰り返される」と言われるような構図が描かれることになるのではないでしょうか。その全体的な意識の流れこそ、人間にはまだ知り得ない無意識の潮流であり、生命のダイナミックな躍動感とも直接的に繋がっていくものなのではないでしょうか。

例えば、人間が眠っている間に見る夢は、様々な知識やイメージが、常識では考えられないような形で有機的に結びついていて、それにもかかわらず、それを見ている者にとってはなぜか違和感がなく、納得できるような感じで受け取られています。もちろん、目覚めてから、その夢の全体を憶えていたとしても、全然辻褄が合っていないと思うでしょう。ヌーソロジーが行っていることもまた、人間が意識下で、よく言えばきちんと「整理された」、悪く言えば細かく「分断された」情報群の、元の形を再生しようとする作業なのかもしれません。

では、これから、そんな人間の無意識の潮流へと触れていくことにしましょう。

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